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【イベントレポート】マネジメント勉強会をクラシコムさんと共同開催しました!

みなさんこんにちは、広報の立川です。
今回は5月24日(月)に開催されたマネジメント勉強会のレポートをお届けします。

通常は社内のリーダー層で行っているマネジメント勉強会ですが、今回は「北欧、暮らしの道具店」の運営を行っている株式会社クラシコム(以下クラシコム)との共同開催となりました。
当日は約60名のメンバーが参加し、各発表後にも様々な質問が飛び交うなど盛り上がりを見せていました!

マネジメント勉強会とは?

ZOZOテクノロジーズで2019年12月から開催している社内勉強会です。
もともとマネジメントに悩む有志のメンバーから始まった小さな会でしたが、徐々に輪を広げる形で現在は全社に広がる勉強会となりました。

クラシコムとは?

「フィットする暮らし、つくろう。」をコンセプトに、「北欧、暮らしの道具店」というEC、メディアブランドを運営している企業です。みなさんご存知のインテリア雑貨の販売はもちろん、PodcastYouTubeでのオリジナルドラマ配信や映画の制作といった様々なコンテンツ制作にも取り組まれています。


ここからは各発表の概要をご紹介していきます。

登壇紹介①:エンジニア認知度がまだまだ足りない開発組織の最近の戦い方(クラシコム 村田様)

最初の登壇はクラシコム 村田様。エンジニアに企業への興味を持ってもらうにはどうアクションしていけば良いのかを考え、実施したことをご紹介いただきました。

なかなかエンジニアからの認知度が上がらず、採用が思うように進まないことが悩みだったクラシコム。以前までは求人情報Webサービスでスカウトメールを送っても返信率が低かったりと、採用候補者に興味を持ってもらうことが大きなハードルでした。

とはいえモダンな技術でしっかりと開発を行っており、内容を知ってもらえば興味を持ってもらえるはず…そこで思いついたのが「社内で発生している課題を公開することで、同じ課題を抱えるエンジニアと悩みを共有し、雑談すること」。

まずはカジュアル面談のスカウトメールを一人ひとりに合わせて作成し、文面を大幅に変更することに。これにより、スカウト返信率が過去実績と比較して4倍増に成功。(すごい…!)

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実際のカジュアル面談では現在のアーキテクチャーや、これから理想とするアーキテクチャーなどを包み隠さずに共有し、そのうえで興味を持ってもらったところを深掘り。これによって、候補者は企業側がどのような考え方で開発に取り組んでいるのかや、実際にどうやって開発しているのかが明確になりました。
反対に企業側は候補者が何に興味があって、どんなことを楽しいと思うのかを理解できるようになったことで、双方にとってより良い関係性を築けるようになったそうです。

カジュアル面談以降も「質問する」ではなく「ともに考える」というスタンスで進めることで、候補者が仕事において大事にしていることは何か、それは企業側とフィットしているのか、といったコアな部分をしっかりとすり合わせることで、お互いにギャップのない形で新たな仲間の入社を迎えられるようになったのだとか…!

考え方が柔軟で、とても親しみやすいコミュニケーションが魅力的なクラシコムのみなさん。学びが多く、ZOZOテクノロジーズにも取り入れたい点がたくさんありました。


登壇紹介②:ZOZOTOWNの作り手に必要なマインドセット(ZOZOTOWN本部本部長 橋本)

続いてZOZOTOWN本部の本部長を務める橋本が登壇し、リーダーとしてのマインドセットについてお話ししました。
まずはマネージャーの役割や必要な素質など、マネージャーたるものの説明からスタート。

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続いて、本題となる「ZOZOTOWNの作り手に持ち合わせて欲しいマインドセット」について。新卒で入社してから約10年間ZOZOTOWNに携わり、チームリーダー、部長、本部長と駆け上がってきた橋本ならではの視点で作り上げた、らしさの詰まった8つのマインドセットが事業成長やメンバーの成長を支えています。

1,会社に対するマインドセット:一人では成し遂げられない大きな物事を皆で達成するための組織
2,技術・スキルに対するマインドセット:課題解決のための武器の把握と、自分の得意武器を磨く
3,周囲の環境に対するマインドセット:リスペクト&感謝
4,仕事に対するマインドセット:自分事化と仕事領域の拡大
5,マネージャーのあり方のマインドセット①:出しゃばる部分と出しゃばらない部分の見極めを
6,マネージャーのあり方のマインドセット②:大げさかなってくらいの前向きさ
7,マネージャーのあり方のマインドセット③:中長期の視点と足元の采配のバランス感覚
8,マネージャーのあり方のマインドセット④:言い訳にされてしまうくらいのマネージャーの器

技術力だけでなく気持ちの部分でチームを引っ張るためにも、どこまでも前向きに自分ごととして問題を受け止めて考えることの重要性を伝えました。


登壇紹介③:本部長になって変えたこと・意識していること(EC基盤本部本部長 瀬尾)

最後はチームリーダー、部長、本部長と各職種を担当してきた瀬尾が登壇。部長・本部長が何を担っているのかがあまり見えていない人や、次期部長や本部長を目指す人に向けて、部長や本部長がどのような役割を担い、瀬尾自身がどうやって責任を全うしてきたのかを話してくれました。

一言で管理職といえど組織の規模が変わっていくにつれて、重要視する部分が変わっていきます。求められることの変化に伴い自身の振る舞いや在り方を変更してきたなかで、各フェーズで意識してきたこと、そして本部長になったことで変わったことを紹介しています。

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リーダーが忙しいなかでも、チームが円滑にプロジェクトを進めていくために上記のことを徹底していました。メンバーが自発的に考えて、少ないストレスで仕事に取り組むための環境づくりをすることはチームリーダーの重要な仕事です。

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チームリーダー時代に意識していたことは主語が変わる部分はあれど、引き続き有用と判断。
一方で組織が大きくなることにより、目が行き渡らない部分も発生してきました。そこで本部のメンバーひとりひとりとコミュニケーションを持つ機会を作るため、「そのっつ(瀬尾の愛称)春の1on1まつり」を開催。実際にメンバーと話をすることで、リーダーレベルでは課題だと思っていなかった部分が意外なボトルネックだったことが分かったりと、現場レベルでの課題感のキャッチアップや課題の早期解決につながったそうです。

登壇後の質疑応答では「テックリードはどのように育てたら良いか?」という質問に対して、「任せること」と答えるなど本部長としての大きすぎる器を感じました。


まとめ

「マネージャーはみんな悩んでいる」という共通意識を発端として始まったこの勉強会。チームの規模感や状況は違えど、抱えている悩みや課題を共有できるとても良い機会となりました。
共同開催にご協力いただいたクラシコムのみなさん、ありがとうございました!

ZOZOテクノロジーズでは新たな仲間を募集しています。ご興味をお持ちの方は下記サイトより詳細をご覧ください!みなさんにお会いできることを楽しみにしています。


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