3社で振り返る今年のiOSDC Japan 2019とは?合同イベントを開催しました!
こんにちは、広報の秋山です。9月24日(火)、Sansan株式会社、JapanTaxi株式会社と合同で9月5日から9月7日に行われたiOSDC Japan 2019の振り返りイベントを開催しました。当日は3社の社員によるLT、パネルディスカッションを行い今年のiOSDC Japanを振り返りました。
LTの様子
iOSDC Japan 2019で登壇したかった内容や、気になったセッションなどについて3社の社員がそれぞれ発表しました。以下に発表内容をまとめています。
「ZOZOTOWNアプリにスナップショットテストを導入」
ZOZOテクノロジーズ開発部の林からはZOZOTOWNアプリにスナップショットテストを導入した話を紹介しました。ZOZOTOWNアプリ開発の際、いつも遠隔距離のデザインチェックで苦労しています。デザインをアプリに適応した後、画面キャプチャーをデザイナーにチェックしてもらって、指摘を対応して再確認してもらう、という繰り返す作業を行っています。また、コードレビューでデザインチェック済みの画面の実装を変更した後、デザイナーのチェックなしでQAに出してデグレが発生してしまうこともありました。少しでも表示確認の手間を減らし、フローを改善して、品質が担保されたアプリを提供するために、スナップショットテストを導入しました。
パネルディスカッションの様子
パネラーはJapanTaxi 玉澤さん、Sansan 坂本さん、ZOZOテクノロジーズ 伴、ファシリテーターはJapanTaxi 日浅さんが務めました。
パネルディスカッションは一問一答形式で進めていきました。いくつかご紹介します。
ー 今年のiOSDC Japanはどうでしたか?
伴:今年で参加は4回目でしたが、トークの時間が60分と長かった分、セッションの数が減ったので聞きに行くセッションを選ぶのが大変でした。普段自分たちが困っている技術的な課題を解決する発表も多くあり、とても参考になりました。
玉澤:セッションの時間が長かったので、セッションを通して深いところまで理解ができる、踏み込んだ内容の発表が多かった印象です。またiOSアプリの一般的な実装やiOS 13の話、UIやUXの話など、幅広い話を聞くことができたと思います。
坂本:毎年iOSDC Japanにいくと会える人もいて、人と人のつながりや輪ができる会だと改めて感じました。iOSDC Japanは特に他のカンファレンスと比べてセッションを聞くだけでなく、多くのエンジニアと交流ができ、お祭り感があり良いなと思います。
ー ブースでのアンケートはどうでしたか?
伴:分布がみられるアンケートを実施したいと思い、ZOZOテクノロジーズでは「アプリのレイアウト実装」が全部コードなのか、全部Interface Builderなのかについてアンケートを実施しました。ZOZOTOWNのiOSアプリでいうと基本的にはInterface Builderを使っており、それだけでは書けない部分はコードで書いています。他社さんのアプリも半々よりInterface Builderに寄ったところに集中するかなと思っていましたが、必ずしもそうではないようです。分布が左右対象ではなくInterface Builderのほうが濃くなっているのも分かりました。
坂本:アプリのレイアウト実装に関しては、静的なものはInterface Builderで、動的なものはコードになるので半々になるかなと思いましたが、思ったよりInterface Builderに偏っていたのが意外でした。ちなみにSansanでは基本ストーリーボードで組んで条件が変わったりアニメーションが必要なところはコードで書いています。
玉澤:JapanTaxiはアンケート実施していませんが面白くていいですね。JapanTaxiでは新しい機能は基本コード、古いものはストーリーボードで書いています。
ー 新しく追加されたをSwiftUI、Combineをプロダクトに組み込んでいますか?
伴:組み込んでいません。SwiftUIやCombineの思想はとても好きなのですが、プロダクトで採用するフレームワークには、思想の良さだけではなく実力も必要だと思っています。特にSwiftUIには今後の改善に期待しています。コードレイアウトの弱点である「画面をイメージしづらい」問題にとても良くアプローチしているので期待が高いです。
懇親会
後半は懇親会を実施しました。iOSDC Japan当日のセッションについてや、アプリ開発に関する話、それぞれの会社の社風など、様々な話で盛り上がっている姿が印象的でした。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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