コロナ禍で入社したZOZOエンジニアが語る、リモートベースの働き方
カジュアル面談で生の声をキャッチ
現在私は、ZOZOTOWN開発本部ZOZOTOWNアプリ部Androidブロックに所属し、ZOZOTOWNのAndroidアプリの開発・運用に携わっています。
私が転職活動をしていたのは2021年の春頃でした。オンラインイベント登壇やテックブログなど、ZOZOのエンジニアのアウトプットを外から見ていたものの、個人的にコンタクトをとる機会はなく、「実際はどうなんだろう?」という不安を払拭してくれたのが、選考前に受けたカジュアル面談でした。
一般的なカジュアル面談では、会社紹介などの説明を受けることが多いと思うのですが、ZOZOでは、オンラインホワイトボードツール「Miro」を使って双方向で話をできたのが印象的でした。
業務内容・各サービスの開発体制・技術的な課題・福利厚生・働き方、他にも現場のエンジニアが挙げた会社の良いところや、プロダクトの裏側などの項目がいくつもMiro上に並んでいて、その中から気になるテーマを選び、1時間ほどかけて細かく説明してもらえたんです。
資料の説明を一方的に受けるよりも、カジュアルな会話を通じて現場の雰囲気が伝わってきて、課題など一部の内情に関しても生の声を聞くことができたので、とても参考になりました。
現在は、私自身も面談者として参加することがあります。面談希望者のご要望に合わせて対応するのでケースバイケースではありますが、特に、開発側でないと通常は気づかないような、ZOZOTOWNやWEARの細かな機能リリースの話は盛り上がったりしますね。
リモートワークが土台になった働き方
ZOZOの開発部門(※)には、全国どこに住んでいても就業可能な「全国在宅勤務制度」と勤務時間を自由に選択できる「フルフレックスタイム制度」があります。
私もこの制度を利用して入社しました。私以外にもメンバーは様々な地域に住んでいて、リモートワーク前提で業務が進められるので、支障は特にありません。
私はZOZOに入社する前からリモートワークで仕事をしていましたが、最近子どもが塾に通い始めたので、業務を離れて送り迎えをしなければならないときも、自宅にいればすぐに対応ができ、とても助かります。チームのメンバーも子育て世代が多く、時間の融通をきかせながら、柔軟に働けています。
リモートワークならではの工夫として、ZOZOのエンジニアにおいては、音声やチャットで気軽なコミュニケーションをとることができる「Discord」を活用しています。朝出社してからDiscordをつなぎ、お互いにいつでも声をかけやすい状態にしているので、誰に聞いても良いけど誰かに質問したいような細かな話でも、気軽にすることができます。
先日、金曜日の夕方に、急いで対応すべきか迷う状況が発生しました。その案件の対応要否についてDiscordでチームメンバーがすぐに集まって議論できたので、判断が速かったです。小さなことですが、日頃のコミュニケーションが定着していたおかげだと感じました。対面で会ったことがなくても、チームワークが良いですね。
リモートでもリアルに感じる会社の空気
リモートワーク下においても、会社として熱心に交流の場を創る取り組みをしてくれていることに感謝しています。ZOZOの社内コミュニケーションを担うFM(フレンドシップマネージメント)部のメンバーが、様々な工夫を凝らした社内イベントを企画してくれるので、リモートワークでも、会社全体の盛り上がりなどを感じられています。
年末の社内一大イベント「ZOZOCAMP」をはじめとした大きなイベントも魅力ですが、中でも、毎月実施される「全体朝礼」を楽しみにしています。この朝礼では、社長の澤田とFM部のスタッフが、各拠点の様子や新しくできたオフィスの紹介、全社の案件の進捗などを楽しい雰囲気で伝えてくれます。
また、Slackで展開されるスタッフ紹介のコンテンツ「今日のZOZOスタッフ」は、1,000人以上のスタッフの趣味や特徴を、一人あたり画像1枚で毎日紹介してくれるものです。いろんなバックグラウンドの人がいるんだなと興味深く見ています。正直、まだ面識のない人も多く、仕事もまだ一緒にしたことがない人ばかりですが、このおかげで会社やスタッフの雰囲気が分かり、身近に感じることができています。
技術情報は積極的にシェア
私の所属するAndroidブロック内では、情報をシェアし合おうという空気感が根付いています。週一で実施している技術勉強会や、情報共有を目的としたSlackチャンネルも活発に更新されています。チームの技術的な方向性を示すなどの技術面での定義づけや、全社横断で行うスキルアップ支援、採用活動への協力など技術面での貢献を行うテックリードを筆頭に、チームメンバーみんなが情報共有に積極的です。
個人的にお気に入りなのは、「コードラボ会」です。Google社の提供している「Codelabs」というチュートリアルをみんなでやろうという会です。一人の場合、地道にチュートリアルに沿って終わらせるだけなのですが、みんなで時間をとって取り組むと、議論を挟みながらできるので、一人で行うより何倍も身に着きますね。
エンジニアとしてアプリの開発に携わるようになってから、社内外問わずこういった共有の機会に助けられながら今日までやってくることができました。複数社での経験を経て、自分に経験値がたまってきたので、今後は仕事を通して、周りの方に恩返しできるようにしたいです。これからがますます楽しみです。