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チーム成長の土台は心理的安全性 ~ZOZOTOWNの成長を支えるエンジニアマネージャーのリーダー論~


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こんにちは、広報の立川です。今回はiOSテックリード兼ZOZOTOWN iOSチームリーダーとして活躍する荒井のインタビューをお届けします。技術力の高さはもちろん、メンバーから多くの支持を集める良きリーダーで知られる荒井がマネジメントで心がけていることとは?チームが抱えがちな課題、そして思い描く未来について、これまでのキャリアを紐解きながら明かしてくれました。


プロフィール

株式会社ZOZOテクノロジーズ ZOZOTOWN部 iOSチーム 荒井 勇輔新卒でヤフー株式会社に入社。電子書籍の領域を担当し、幅広い業務に携わる。その後、株式会社VASILYに転職し、200万人が利用するファッションアプリ「IQON」の開発を担当。2017年にVASILYがZOZOにM&Aされ、ZOZOテクノロジーズに入社。現在は開発部・ZOZOTOWN iOSチームリーダー/iOSテックリードを兼任。


マネージャーの役割はチームやプロダクトの成果を最大にすること

ー 今日はよろしくお願いします!まずは改めて、現在の業務内容を教えてください。

メインはZOZOTOWNのiOSチームのリーダーとして、組織内の横軸の調整を主体となって進めています。ここ最近はそうした調整業務を徐々に減らして、ヒューマンマネジメントに重きを置くように業務を移行している最中です。具体的には1on1や評価、採用、メンバーのキャリアプランの策定などに力を入れています。また、iOSのテックリードも兼任しているので他のiOSメンバーとの技術共有の場を持つこともあります。

ー まさに技術とマネジメントを両立しているイメージですね。

そうですね。主軸はマネジメントに置いていますが、今でも新しい技術のキャッチアップはとても大切にしています。

ー 忙しい中で情報をキャッチアップするのは難しそうですが…

最新技術を知ることは楽しいですよ。それにチームのメンバーと技術の話をするには、最新の情報が必要不可欠なんです。

ー 技術の情報はメンバーとのコミュニケーションツールでもあるんですね。

はい。僕のチームのメンバーはiOS開発に長けた集団なので、それぞれ最新の情報を持っています。メンバーの話をきちんと理解して、対等に話をするためにも毎日の情報収集は欠かせない仕事の1つです。

ー なるほど。高い技術力を持ちながらも、自身の主軸をマネジメントに置いているのはなぜですか?

プレイングマネージャーとして僕が手を動かすことで、チームやプロダクトのアウトプットが最大になるならそれでいいと思うんです。でも、うちのチームだと僕ひとりが120点を出すよりもメンバーそれぞれが100点を出す方が、成果が出せるし効率もいい。それならマネージャーに振り切って、環境を整えようと思ったのがきっかけです。

ー メンバーが100点を出せる環境とは?

心理的安全性が保証された環境だと思っています。不安を抱えていたり、言いたいことが言えない環境では心理的安全性が保てない。その状態では、力を最大限に発揮することも難しいですよね。

ー どのようにしてチームの心理的安全性を保っているのでしょうか。

僕のチームでは1on1の時間をとても大事にしていて、2週に1回、30分間の1on1をメンバー全員と実施しています。間が空きすぎると課題解決までに時間がかかりすぎてしまうので、メンバーにヒアリングした結果、この頻度に落ち着きました。自分のスキル、人間関係に対する不安などメンバーによって内容は様々ですが、そこで悩みを聞いて解決できるようにしています。

ー 仕事はもちろん、プライベートの話もされるそうですね。

そうですね。「仕事のここでつまづいてます」という話から「引っ越し考えてて…」などまで内容は本当に様々。たまに「銀座線が混んでいるのが辛いです」など、僕ではどうしようもない悩みを打ち明けられる場合もありますが(笑)「フルフレックスを活用してラッシュを避けてみたらどう?」と提案してみたり、より気持ちよく働ける方法を一緒に探すようにしています。

ー や、やさしい…!!「いや、知らんがな」と言いたくなりそうな案件ですが…

突き放すのは簡単ですが、苦しみや悲しみなどの感情は共感してもらえるだけでも楽になるものですよね。なので、しっかり話を聞くようにしています。

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「なぜ」を突き詰め、チームの理解を深める

ー ここまでお話を聞いてきて、メンバーそしてマネージャーという仕事に愛情を持って向き合っていることがひしひしと伝わってきました。

マネジメントは楽しいですし、自分に向いていると思います。メンバーの成長が目に見えたり、楽しそうに仕事している姿を見ると嬉しくなるんです。中でも、メンバーの成長がプロダクトの成長と結びついた時は、特に喜びを感じますね。

ー 荒井さんのチームは楽しそうに仕事をされている印象がとても強いです。メンバーに接するうえで、大切にしていることを聞かせてください。

大きく分けて2つありますが、1つ目は過去に自分がされて嫌だったことをしないこと。反面教師的な視点は大事にしています。例えば評価を軽く見ていたり、前回の評価でランク上げたので今回は上がりません、みたいな独自のハードルをリーダーが勝手に作ってしまって、成果を出しても正当に評価されない、とかは悪い例だと思っていて。きちんと成果が評価されて、順当にランクやお給料があがれば嬉しいじゃないですか。なので、そこはフラットに判断するようにしています。2つ目は説明責任を果たすこと。何かに取り組む時に「なぜやるか」をきちんと自分の言葉で伝えて、メンバーが納得して仕事ができる環境を整えるようにしています。どんな仕事に対しても「なぜやるか」を僕自身もしっかり考えますし、自分なりの答えを必ず持つようにしています。この2つはこれから先、立場が変わることがあったとしても大切にしたいことです。

ー 「なぜやるか」を理解し、納得して仕事ができるのはモチベーションを保つためにも大事なことですよね。

そうですね。タスクを振り分けるときは、「なぜやるか」や「誰がやるか」はこちらから伝えますが、「どうやってやるか」の部分はメンバーで考えてもらうようにしています。

ー Howの部分は全面的に任せているんですね。

はい。そうでないと僕がやるのと変わらないことになってしまう。それに、今のチームはメンバー一人ひとりが優れたエンジニアなので、僕がいなくてもお互いの強みを活かしながら課題を解決することができています。よくリーダーが忙しくて捕まらないことが課題、という話を聞きますが僕のチームはメンバー同士で相談して答えを出せる集団です。もちろん、業務を進めやすいようにサポートや目配りはしていますし、それでも答えが出ず困った時には必ず僕に相談してくれることもわかっているので、安心して仕事を任せることができています。


全員が幸せでいられるために、一人ひとりと向き合う

ー 「誰がやるか」に関してはどうやって決めているのですか?

将来どうなりたいのかという理想に寄り添う形で、それぞれにタスクを振り分けるようにしています。基本的には、本人がやりたいことや好きなことを伸ばしてあげたいと思っていて。今のメンバーにはいませんが、例えば技術スキルのベースがあまりにも低いとか、逆にコードはすごい書けるけど挨拶ができない、みたいな本人が不利益を被るようなところは改善しないといけません。ただ、それ以外は無理に伸ばす必要はないと思っています。

ー 徹底的にいいところを伸ばすマネジメントですね。

やりたくないこと=能力を発揮しきれないこと、だと僕は考えています。

ー なるほど。

昔から思っているのは「魔法使いに武器を持たせて戦わせるな」ということです。ゲームやアニメに出てくる魔法使いってフィジカルが強くないですよね。それは魔法を得意としていて、接近戦に向いていないからです。向いていないにも関わらず、武器を持たせて最前線で戦わせても、結果は見えていますよね。

ー 苦痛を強いられる可能性が高いですね。

会社に置き換えて考えると「人がいないから」という理由で本人の気持ちや強味に合っていない業務をさせることがそれに当てはまると思っていて。例えば、開発が大好きで得意なエンジニアの主業務を調整役にしても、本人にとっても周りにとっても、いい結果は得られないと思います。そういった絶対に誰も幸せになれない道を選ぶべきじゃないし、その道を選ばせないためにしっかりメンバーと向き合っています。現状のメンバーでは補えない力が必要なら、新たなメンバーを採用するために努力すればいい。そんな風に、みんなが幸せでいられるチームであれたら最高ですよね。

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自身の経験を還元し、よりよい組織へ

ー 最後に今後の展望を聞かせてください。

会社のエンジニアマネージャー組織を、より強くしたいと思っています。僕のチームが楽しみながら成果を出せるようにして、そのノウハウを社内に還元できたら理想ですね。というのも、エンジニアマネージャーはマネジメントに悩む人がとても多いと思っていて。ここ最近、社内の有志で集まって情報共有をしているのですが、抱える悩みはチームやメンバーによって様々です。マネジメントは答えのないものだからこそ難しいですが、そうやって社内で協力の輪を広げていけたら、もっと強い組織になれる気がします。本人の能力向上とアウトプットを結びつけて考えられるマネージャーが、社内にもっと増えたら嬉しいですね。


最後に

ZOZOテクノロジーズでは、一緒に働く仲間を募集しています。気になる方は、採用ページをご覧ください。

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