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尊重と信頼がチームの可能性を広げていく。サービスグロースチームのチームビルディング

こんにちは、広報の立川です。今回は2019年度新卒入社の井ノ口と、メンターを務めた小池のインタビューをお届けします。社内で仲がいいと評判の2人に、新たな環境での人間関係の築き方や、所属するサービスグロースチームのやりがいについて聞きました。

プロフィール

井ノ口 輝 
ZOZOTOWN部 サービスグロースチーム 
大学時代にソフトウェア工学を専攻、生活の中で触れ合うデータに興味を持ち始める。「おもしろいデータを扱える会社」という軸で会社探しをしている中でZOZOテクノロジーズに出会い、2019年ZOZOテクノロジーズに新卒採用で入社。無類のキリン好きであることから、あだ名は「きりん」。
小池 恵里子
ZOZOTOWN部 サービスグロースチーム 
2015年SI系企業に新卒採用で入社。ECディレクターとして従事する。2018年にZOZOテクノロジーズに転職。現在はZOZOTOWN部 サービスグロースチームでZOZOTOWNのデータを基に分析・提案を行う。

データを基にその先を考える、サービスグロースは総合格闘技


ー 今日はよろしくお願いします!今回は「メンターと新卒の理想形」と噂のお二人に良い関係性を築く秘訣をお伺いできればと思います。

井ノ口:そんな声があるんですね(笑)よろしくお願いします!

小池:私もそんな自覚はありませんが、よろしくお願いします!(笑)

ー 早速ですがお二人の業務内容を教えてください。

井ノ口:業務内容としては大きく2つあります。1つ目は日常的にZOZOTOWNの数値の変化を追いかけて分析し、まとめたうえでZOZOTOWNの関係各所に報告する仕事。2つ目は案件ごとにデータを深掘りしていく仕事です。例えば何か施策を打ったときに、それはやって良かったのか悪かったのかを効果検証して、悪かったのであれば次回はどういうところを改善すればいいのかを施策の関係者に報告して次回に活かす、といったことをしています。

小池:エンジニアのような動き方もするし、ディレクターのような考え方も必要なので総合格闘技みたいな職種なんですよ。サービスグロースチームの場合はqueryを書く、データ抽出、データから考察して対策を考えるなど幅広い業務に携わっています。


ー なるほど。幅広い知識を持って、データを扱う業務なんですね。

井ノ口:そうですね。僕は学生時代からデータを見て仮説を立てて、動きや施策などを想像することがすごく好きだったんですよ。それからデータを扱う仕事に就きたいな、と漠然と思っていたので今の仕事はすごく楽しいです。ZOZOグループは膨大なデータを保有しているため、多くのデータに触れられています。こんなに早く、様々なデータを扱えるとは思っていなかったので、嬉しいですね。


ー やりたかったことが実現できているんですね。

井ノ口:はい。配属前面談のときもサービスグロースチームを希望していたので、100%思い通りになりました。

小池:ほんと贅沢だよね。(笑)

井ノ口:そうですね。(笑)


ー 井ノ口さんは2019年に新卒入社してから1年と少しが経ちますが、業務には慣れてきましたか?

井ノ口:うーん、学ぶべきところはまだ多いなと思います。元々データには興味があったのですが、アパレルにはあまりアンテナを張ったことがなかったので、アパレルの傾向やECの傾向など自分が学んでこなかった要素にも目を向けるようになりました。まだまだわからないところはいっぱいあるな、という感じですね。

小池:1年目はZOZOTOWNの日常的なデータを追いかけてもらうことで、1年間を通しての流れを体感してもらいたいと思っていて。1年目で感覚をつかんで、2年目でやっと「この数値が動いているのは季節的な要因なのか、異常値なのか?」といった勘所を押さえられるようになるんですよ。


ー なるほど。今年のようにイレギュラーなことが生じたりもしますもんね。

井ノ口:そうですね、コロナだけでなく増税や暖冬などのイレギュラーもあり得ます。初めて出会った事象に対して、どう取り組んだらいいのか迷うことも多いのですが、小池さんに相談しながら一歩一歩進めていくイメージですね。

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相手の立場に立って考えることで、自分自身も成長していく


ー 井ノ口さんが小池さんに相談するときに気をつけていることって何かありますか?


井ノ口:質問の仕方は気を付けるようにしていますね。特に最近は2つのことに気を付けていて、1つ目は質問内容をしっかり整理すること。まず自分が何がわかっていないのかを整理してから、これは本当に聞くべき質問なのか、それとも自分で解決できることなのかを精査するようにしています。それから質問するタイミングも今なのか、後からまとめて聞いた方がいいのかを考えて、きちんと整理がついたら質問する。

2つ目は必ず提案ベースで質問すること。「今こういった状況で、自分はこう考えているがどうでしょうか?」のように自分の考え含めて質問しています。あとは質問して、指摘をもらったら「次はこことここを修正して、こういった流れで進めていきます」というネクストアクションを合わせて提示するところまでを一連の流れにしています。

わからないことの数が多いので、相手が答えやすいように整理してから質問するのは大切にしていることですね。


ー 確かにそういった質問の仕方であれば答えやすいですね。

小池:そうですね。自分の意見も含めて提案ベースで投げかけてくれると、こちらも考えやすいです。逆に「これってどう思いますか?」とか「どうしたらいいですか?」みたいに聞かれたら、いや自分で考えろや!って思っちゃうかもしれないですね。

相手が答えやすいように質問するのはとても大事なことですし、丸投げの質問ではなくてきちんと考えてから質問するのは社会人としてのマナーでもあると思います。


ー そこをきちんと抑えられているのはとても大切なことですよね。小池さんから指摘を受けたわけではなく、井ノ口さんが自発的に質問の仕方を変えたのですか?

井ノ口:自分からやり始めたつもりですが…どうでしょう?

小池:私の対応から察して、自分からやり始めていたと思います。忙しいタイミングだと、質問の回答に十分な時間がとれないことも多かったんですよね。本当はしっかり応えたいけれど、なかなか難しくて。

どうしようかと思っていたら、ある時から質問する際に「自分はこう思うんですが」と自分の考えを入れて話をしてくれるようになりました。”質問”というよりも”相談”として投げかけてくれるようになったんですよね。

ー すばらしい。言葉で指摘しなくても、表情や雰囲気で読み取って自分から行動を起こせるのは大事ですよね。

小池:きりん(※井ノ口のあだ名)は、その都度しっかりとかえりみて改善していけるタイプなので、自然とできている感じがありますね。

ー 他にもコミュニケーションの面で気を付けていることがあれば教えてください。

井ノ口:チーム内のコミュニケーションではなくなってしまうのですが、業務の1つにZOZOTOWNの毎日のデータを調査して報告する仕事があって、その報告の伝え方はかなり試行錯誤してきました。

報告相手がプロダクトに関わる人全員なので、約200人のコミュニティになるんですよ。そこで毎日報告と説明をしてるのですが、伝え方が難しくて。報告相手が多いと、人によって前提の知識が全く違ったり、結果の良し悪しだけ分かればいい人もいれば、細かいところまで知りたい人もいたりと本当に様々なんですよね。

その中で今日の報告だけを見て、全員が理解できるように伝えるにはどうしたらいいのかを考えながら、組み立てるようにしています。

ー 自分が理解できているからと言って、相手も理解できているとは限らないですし難しい場面ですね。

井ノ口:そうなんですよね。毎日やっているので、徐々に学べている感じはあります。どういう言葉を使ったらいいのか、この説明は必要か否かなど考えながら試行錯誤している感じです。

小池:伝え方をものすごく気を付けているのは、見ていてとても伝わっていて。資料の作り方もそうなんですが、どう人に伝えたら分かりやすくなるのかを、常に考えているんですよね。きりんの努力もあって、最初の頃よりかなり上達したし、成長したところかなって思いますね。

ー 力を注いだところをメンターが気付いて、受け取ってくれると安心感がありますよね。ちゃんと見てくれているんだなという。

井ノ口:そうですね。今、「成長したな」というのを初めて聞いたので、ちょっと嬉しかったです。

小池:成長したな、とはいつも思っているけど口に出さないからね。(笑)

先輩から受けた恩を、後輩に繋いでいく


ー ここまでお話を聞いていて、お二人の関係性がうらやましくなりました。メンターって難しい立場だと思うのですが、小池さんは何度か経験があるのですか?

小池:きりんが入ってくる少し前に、中途入社の方のメンターをしたことがあります。なのでメンターの経験は2回目かな。新卒のメンターは初めてです。


ー 新卒のメンターが初めてだと、戸惑うことも多かったかと思います。接するうえで、何か気を付けていたことがあれば聞かせてください。

小池:私が新卒で入った会社はメンター制度とかがなくて、すごく苦労したんですよね。その経験があるので、自分が新卒の時に先輩にしてもらいたかったこととか、助けてほしかった時のことを思い出したり。今の自分は助けてあげることができるから、何とかしようって思って接しています。

あとは、ZOZOテクノロジーズに中途入社したときに、チームの先輩が私のメンターになってくれたんですよ。その方には本当に良くしてもらって。ちょっとしたことでも、ひとつひとつに対して深いところまでレビューをくれてすごくありがたかったんです。入社したての頃って社内での立ち振る舞い方とかも分からないし、中途でもミスしたりするんですよね。だから、ちょっと過剰かもしれないぐらいにレビューしてもらえるのは安心に繋がりましたし、本当に救われました。

メンターへの御恩はその人には返すことができないので、私はきりんに返そうと思って接しています。


ー 自分がしてもらったことを誰かに繋いでいくって、なんだかすごく素敵ですね。

小池:背中を見て覚えろ!とか育て方には様々な方法があるとは思いますが、私はメンターにいろいろなところを見てもらって、すごくありがたかったので1年目はしっかり見守ってきた感じです。

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小さな気づきを繰り返し、大きく成長する


ー 見守ってもらったおかげもあって、井ノ口さんは大きなケガなく過ごせている感じでしょうか?

井ノ口:いや、1回ケガしましたね。(笑)プロジェクト関係者の前で報告するときに、うまくできなかったことがありました。施策の振り返り報告で、良かったところと悪かったところを分析して報告するという内容だったんですが、時間配分がうまくいかなくて。細かい内容まで全部話してしまって、相手を退屈させたうえに質問時間も十分にとれずで散々だったんです。それですごく反省しました。

小池:あったね、そんなことも。でも、あれはケガなんかじゃないよ。世の中にはね、もっとデカいケガが待ってるから。

井ノ口:いや、僕的には大ケガで。(笑)報告が終わった後で自分で「あぁ、下手だったな…」って自覚するぐらい下手だったんですよ。


ー 新卒の頃のケガって時間が経っても覚えているものですよね。(笑)

小池:データの報告は情報量が多かったりもして、長時間続くとすごく疲れるんですよ。だから時間配分や、伝え方がとても重要なんです。でもその経験をかえりみて、次の報告の時は事前に相談したり、きちんと対策してたから上手くいっていたよね。

井ノ口:そうですね。時間配分を自分なりにしっかり考えて、報告は短めに終わらせてみんなで議論する時間がとれたので良かったです。

ー 小池さんから見て、完璧な時間配分だったんですか?

小池:丁度良かったと思います。みんなで改善点をまとめたうえで、次のステップへの具体的な動きが見えるところで終えられていたので。成長しましたね。

井ノ口:小池さんが他のMTGで報告している姿を見て、こういう流れで最後こういうまとめにもっていくんだ、というのを覚えて生かそうと思っていて。それがきちんと出来た気がします。

小池:色々なミーティングにきりんを同席させるんですが、目的はミーティングの流れであったり動かし方を見てほしいと思っていたからなんです。直接伝えていたわけではないですが、意図をきちんと汲み取ってくれて活かしてくれているので嬉しいですね。

ー 小池さんが背中を見せて、井ノ口さんがそれに気づけるのが素晴らしいですよね。

小池:きりんは物事からいいところを汲み取ろうとか、改善していこうというタイプなので感度も高いですし常にアンテナを張っているんですよね。なので、この1年で色々な意味で成長したのではないかと思います。

井ノ口:いやー、うれしいですね。こうやって褒めてもらうこと、なかなかないので。

小池:確かにないね。(笑)

井ノ口:ないです。(笑)

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お互いへの信頼を土台に、より強いチームへ


ー 井ノ口さんは入社して2年目を迎えますが、小池さんが井ノ口さんに期待するのはどんなことでしょう?

小池:一層力を付けてもらいたいし、今後は私がきりんに相談するぐらいの実力を付けてもらえると嬉しいですね。もっとたくさん意見も言ってくれると助かるかな。チームメンバーが1名産休に入って、ZOZOTOWNの分析を主におこなうのは私ときりんの2名体制になるので、より成長してくれると心強いです。

井ノ口:速いスピード感と高い精度で仕事を進められるようになって、小池さんにもどんどん意見できるようになりたいと思います。


ー ここまでお話を聞いてきて、お二人は「メンターと新卒」というよりも「チームとして」いい関係が築けているように感じました。その秘訣は何でしょうか。

小池:同じ方向を向いて一緒に考えながら進んでいるので、そこが大きいかもしれません。サービスグロースチームはデータを抽出して見るだけではなく、次への改善点のアイデアを具体的に出して、それがちゃんと動かせる形にまで持っていくというところに、力を入れてやっています。きりんも最初の頃は結構データを見て満足していたり、考察で終わって満足しているようなところがあったのですが、それで終わりではなく改善案までもっていくという意識がこの1年間であがってきたと思います。

ー 最後にZOZOテクノロジーズで活躍できる人や一緒に働きたい人はどんな人だと思いますか?

小池:やっぱりポジティブに頑張れる人が一番だと思います。スピード感の早い会社なので、チャレンジングなこともするし、その分チャレンジが上手くいかないことも多かったりします。そういった新しいことを楽しみながら取り組んで、どんどん次の改善につなげられるような人が向いているのではないかと思います。

井ノ口:自分の色を持っていて、その色を出せる人が活躍できる気がします。こういうものが好きとか、これが趣味とか何でもいいと思うのですが自分の色を持って飛び込めば、受け入れてくれる会社です。

僕が「いい会社だなあ」と思ったエピソードが1個あって。研修中にコードを書いていたらAパターンとBパターンの2つの選択肢が選べるタイミングがあったんです。それで、AとBどちらを選んだ方がいいか先輩に聞いてみたら「どっちがいいかは分からないから、むしろ調べて教えて!」と言われたんですよね。それから質問や提案がしやすくなりました。提案したものに対してきちんと話を聞いてくれるし、NGの場合はなぜNGなのか理解できるまで教えてくれるので、常に納得して仕事を進めることができています。

自分の色を持って、それを主張できる人が楽しんで活躍できる会社だと思います。


最後に


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